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▼ 12/09 初音湯→Cafe Bibliotic Hello!
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ほんとは百万遍ー出町柳に行くつもりだったのだけど、一昨日、Cafe Heronでパンサラダを食べたので、Bibliotic Hello!に行きたくなってしまった。

なんか変な天気で、日本海側から迷い込んだらしい雨雲が雨を降らす。でも、三日月が見えたりもする。
傘を濡らしたくないので、頑張って傘なしで歩き始めたらすぐに止んでしまった。

初音湯は混んでいるイメージが強いけど、今日は割に空いていて気を使わずに入れた。
昨日の明治湯で改めて感じたのだけれど、初音湯もお湯が超軟水で体に優しい感じで肌触りも気持ちがよい。これはお風呂屋さんが好きな理由の一つなんだろうけれど、自覚していなかった。
お風呂屋さんよ、永遠に! と言っても、やっぱり減って行ってしまうしかないのだろうか?

Bibliotic Hello!も割に空いていたけど、後で観光客っぽい中年グループが入ってきて、なんか店の雰囲気にマッチしない。
パンサラダは、ここのは量も相対的に多いし、カリカリに焼いた刻んだベーコンなど、内容もCafe Heronに比べて多彩で、こちらだとこれだけで立派な食事になる。
混んでいないと、この店で読書している姿は自分でも誰でも絵になるなと思う。「レンブラントの帽子」を読み終えてしまった。

三つ目の「わが子に、殺される」は大学は出たけれど引きこもりの男の子とその父親の話で、主語が交互に入れ替わる書き方は一話目の「レンブラントの帽子」と正反対の手法だな。現代的な状況の内容だし、終わり方も何も解決していないような、少しは…という感じ。
二番目の「引き出しの中の人間」はちょっと長めだけれど、冷戦のまっただ中にソ連へ旅行したアメリカ人が、ユダヤ系ロシア人の作家志望者に原稿を委ねられるか、どうするか…といった内容で、これが一番話としてはわかり易い。ただ、これも帰国の途につくところまでは普通の流れだが、その後にその託された小説の内容がかいつまんでーという風に書いてあるという、変わった構成になっている。
そういう訳で、内容もともかく、小説の構造を三通り実験したといった感じが残った。
author : yagi | 22:18 | - | - |





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