My Footprints

金剛定期能が終わって烏丸今出川からちょうど59番が来たので、混んでいたけど乗ったら、河原町通りに入ったら大渋滞だった。
急いではいないので、気持ちを和らげたままで河原町丸太町で降りて桜湯へ。バスでも、一停留所手前で降りて歩いた方が早いですよと運転手さんがアナウンスしていたためか、けっこう降りる人がいた。京阪に乗るなら、各駅停車しか止まらないけど神宮丸太町から乗る方が早そうだ。いっそ河原町今出川で降りて出町柳から乗った方がよかったのでしょうが…。

桜湯は紅葉見物の観光客とは無縁の別世界。玉の湯よりもずっと空いているし、のんびり入浴。
そういえば、今日の能は通小町と六浦と比較的静かな夢幻能だったせいか、正直なところ、よく寝てしまった。狂言では寝ないのは、わかりやすく面白いからだからとも言えそうだけど、謡の旋律が心地良いのだと思う。

繁華街に近寄る気がしないので、あっさりと、かもがわカフェの瞑想の席へ。窓際の端の壁面して座る一人席。入った時は、幾分空いていたけれど、次第に混んできた。

初音湯は12/7日まで休みますという貼り紙があった。心配。

玉の湯へ。16:30ころに行ったら、脱ぎ捨ててある靴の数や、止めてある自転車の台数から、これは大混雑と判断して、寺町をブラブラと下る。パゴンでカーディガンを買った。…などとふらついて17:30頃に、もう一度行ったら、少し靴も自転車も減っていたので入った。
それでも混んでいたけれど、カランはすぐ確保できた。

今日は午前中3時間半くらい自転車で巡っていたので、コンビニで大きなアイスクリームパフェを買って食べたら、腹にこたえた。
それでも、ひさご寿司へ。11月と言えばカニカニ。自分で実をほじくり出すのは面倒くさいと思う性格なので、蟹の握りなんぞは大歓迎。
鮪以外は鯛とか烏賊、海老とあっさり系でお腹への負担が少なかった。

Elephant Factory Coffee に入った時の店内は空いていて、蹴上からどっと乗客が増えた東西線や河原町の人混みからは別世界のよう。畑さんと、もう一人。
新人さんも応対がよい。

キールに行こうという気持ちもあったけど、やはりお腹が重いので帰る。

初音湯はお休みだった。
玉の湯は2カ月ぶりなのだ。ごぶさたしてごめんなさい。混んでいるとまでは言えない程度にお客さんが多くて、ここは安泰だ。浴室の匂いが久しぶりという感じで懐かしい。他のお風呂屋さんでも同じような匂いはするんだけど。
若奥さん作と思われる猫のピンバッジが欲しい感じ。

KOCSIもやや混んでいたけど、北側カウンター席に座った。
本日のスープはカボチャ。
デザートに杏のタルト。杏の酸味がさっぱり感を出している。

注目する時に「すいませーん」とか手を挙げて大声を上げるのは居酒屋チェーン店だけにしてもらいたい。
店の人は、それぞれのお客の状況を把握していて、時々チェックもしている。そうでなければ、デザートがタイムリーに出てくるはずがない。すぐに対応してくれないのは、先にやることがあって忙しいからだ。それくらいわかってやってくれ。

昼食はAnnee で食べたのに夕食はKOCSIで今日のスープ。
天気が悪いからか、さほど混んでいなくて、毎度の北側カウンター席。牛蒡のスープというのが珍しい。
デザートにファーブルトン。暑い時期には作らないと言っていた気がする。

ここに来る前に謡講で『松風』を聞いていた。上部が障子になっている衝立の前に燭台が二つ並んで立てられていた。
まさか蝋燭ではないはずだが、右側の燭台の焰はゆらゆらと動き、左側のものはさほど揺らがない。それが、右は情熱的な？松風、左はクールな村雨の魂のように見えて、この夢幻能の世界にはまり込んで、イメージを掻き立てられた。
これが謡講の世界なんだな〜と思わされた。