My Footprints

5時前の玉ノ湯は空いていて、ゆっくりできた。今日は冬至だが、柚子湯は明日らしい。年末年始は31日は日曜なので本来は定休日だが、臨時営業、元日は休みで２日から営業という働きもの。12日〜14日は連休で、ここを遅い正月休みとするようだ。

KOCSIもお客はいるものの、なんとなく静か。来週になると、京都はまた混むのではないだろうか。静かな一週間。

5時頃に桜湯に入ったら、先客が多くてびっくりした。後から子供２人と父親も入ってきて、最大９人の時も
あった。一番奥のカランの前に座ったけれど、そこは横の壁に立って浴びるシャワーが付いているので、まず使う人はいないとわかっているものの、なんとなく煽られた気分で身体を洗い、ジェットバスの湯船は先客がいるので、ただの湯船に入った。でも、噴流だの泡だのがない方が、のんびりと入れると悟った。

６時までに少し時間があるので、誠光社に入ったら、奥でスケッチの個展をしていて、その作者とちょっと会話して、『御所東考現学』を買ってしまった。

かもがわカフェで、それを読んでしまったが、かもがわカフェは載っていなかった。かもがわカフェの入っている建物も倉庫風で面白いのだけど、帰り際に高山さんに以前は何だったのかを尋ねたら、木工屋さんだったとのこと。場所的には、木製家具なんかを製作していたのかな？そういえば、一乗寺の恵文社の南にある葡萄ハウスとかいう家具工房の感じに似ている感じがしてきた。
『御所東考現学』には、この界隈の地蔵盆の様子が描いてあるので、村上紀夫先生向きかもしれない。

5時過ぎに入った玉ノ湯が、めちゃめちゃに空いていたので、どうしたのかと思ったら、後からゾロゾロお客がやってきた。昨日の初音湯では隣のカランに、やたらと丁寧に力を入れて石鹸を泡立てたタオルで延々と身体をこすり続けているおじいさんがいたけれど、今日は、私より後に入ってきて、先に出て行った烏の行水おじいさんがいた。お風呂屋さんでの人間観察は、その気がなくても、変な人がいるから、いつも楽しめる。妻などの女っ気がないところで、ふだんはできないだらしなさみたいのを出せる寛ぎの場になっているのではないだろうか。

ひさご寿しの師走の鮨は、毎年恒例の、おちょぼ蒸し寿しとミニ茶碗蒸しが付いているので1.5食という感じ。今日の昼食は草津駅の海草うどんだったので、0.5食多くても食べられた。

Elephant Factory Coffeeは空いている。でも平日は、こんなもんだったなと思い出に浸りそうなったりする。

魔女利華はお久しぶり。本田さんもお元気そうでなによりです。ウィスキーのソーダ割は、不思議に甘い感じで美味しい。一杯目だけだけど。
後から入って来た人が、ライオネル・ハンプトンのスターダストをリクエストして、久しぶりに聴いた。ナンパな音だという印象は変わらないけれど、なんか良いムードだな。

最近の初音湯は、やたらと混ではいないので、安心して行ける。経営的にはお客は多い方が良いのかもしれませんが。日中は、電車やバスに乗っている時間が長かったので、湯船で手足を伸ばせると、筋肉の硬直が和らぐ感じがする。

烏丸今出川のトリオは、日曜が定休日なので、日曜午後の金剛定期能でしか、このあたりには来ない私には今までご縁がなかったけれど、今夜は大連吟の全体稽古があるので、初めて入ることができた。この場所で、よく頑張っている昭和30年代レトロの広い店。何でも有りのメニューで迷ったけれど、カキフライ定食にした。牡蠣は３つ。千円未満で、味噌汁付き定食だから、こんなところでしょう。

名古屋の夜。菊井町の本店へ。名古屋駅からの道は、割に碁盤の目情報に町割りされた名古屋には珍しく、斜めの道で、ちゃんとたどり着けるか不安があったけれど、道なりにカーブして、無事に到着。割り狭い店で、3階まで狭くて急な階段を上がって、お座敷の奥の方の席に案内された。足をおろせるのがありがたい。4000円のコースにした。最近の方は、常識的に温かい料理は出てこないので、とりあえずの生ビールを飲みきるのに苦戦した。次は、お燗にした。飲みやすい酒だった。鍋はすき焼き風にした。ホントにすき焼き風にしていたら、店の人に、もっと出汁を入れてと言われた。やっぱり鍋ではあるのだ。その後、そこにきしめんを入れて〆。
十分に満腹。

5:15くらいに玉ノ湯に入ったら、混んでいた。かろうじてカランは確保できたけど、混んでいる
わりに、妙に静かな雰囲気なのは、子供がいなかったからだろうか。湯船にもたれて腰をタイル貼りの床におろして座りこんでいる人が二人。一人のことは何度か見ているけど、二人は初めて。それも妙にまったりした雰囲気の醸成に一役かっているか。でも、邪魔なんですよ！

KOCSIにもいつもより早く６時前に入ったので、やや混んでいる。デザートのスティック型コーヒーとホワイトチョコレートのタルトが珍しい。

訳あって、岡喜の守山駅西口の支店で一人で夕食。２名様からの近江鉄道ステーキコースを「今日は特別に」一人でも良いというので、喜んでシェフおまかせコースを注文した。ラップフィルムで巾着状に包んだ立方体の小さなハンバーグが珍しかった。メインは鉄板焼風に切り分けてあった。塩で食べるのもヨシ。(ワサビやステーキソースも付いていたが)
明日への活力剤。