2010.12.19 Sunday
▼ 12/19 井筒湯→Bistro la fourchette
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金剛定期能のあと。
金剛定期能の番組は、能が放下僧と紅葉狩というスペクタクルな組み合わせ、狂言は酢薑。薑という字は読めなかったけど、台詞で「はじかみ」と言っていた。はじかみは生姜のこと。甘酢につけた生姜は酸っぱいけれど辛くはない。でも狂言では辛いと表現していた。SB食品のWebサイトの生姜のページによると、中国では乾薑は辛いと言っていたようだ。 …などとBistro la fourchetteで検索してわかった。 紅葉狩はDVDでは見ていたが、生は初めて。宗家の金剛永謹がシテで流石の熱演。でも女の役はもっと細い人に舞ってほしいな。 DVDのイメージで後場で維茂が鬼と戦う場面は鬼が4人勢揃いかと思っていたらワキの一人だけだった。まあ、これが普通の演出だろう。 でも、今日は偉大なるマンネリの複式夢幻能の良さ、奥深さを認識させてもくれた。今日は見ていて楽しかったけれど、やっぱりエンターテイメントだなーという事。時には愉しめるものも悪くはないが。 井筒湯に行くといつも能楽堂とのギャップを痛感させられる。ここは素のままでリラックスするところで、能楽堂のように知識や感性を全開にしているところではない。 Bistro la fourchetteには、もっとしばしば行こうと思っていたので、今までは隔月か三ヶ月ごとがペースだったけど、間隔を詰めた。というのも、ここは相対的には安くて内容は健康的だから。確かにKOCSIやかもがわカフェで食べるよりかは高いけど、飲みに行くよりも安い位で体に良い。 今日のメニューでのトピックは前菜に入っていた生の穴子。生と言っても一晩皮を剥いた状態で塩漬けしたそうで塩味がする。ちょっと歯ごたえがある白身魚に近くなかなかの美味。 ここのメインディッシュは、猪、鹿、雉子とジビエ系が多いけど、今日は普通の鶏にした。3000円コースで、メインまでは前菜とパン、追加のスープとグラスワインなんだけど、ここまでで腹一杯。考えてみると、KOCSIの本日のスープってスープ、パン、生野菜と組み合わせは似たようなもんだけど、こちらの方が量は多いのだから、満腹なのは当然だな。 栄養のバランスを取り戻したぞ。 |